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人事考課の評価基準(その1) 積極性や協調性はどう評価する?

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人事考課では何を基準に評価すると良いのでしょうか。
主な評価基準や積極性や協調性といった要素を説明します。

■3つの評価基準

人事考課の評価基準は大きく分けると3つに分類されます。
一つ目は、保有している能力を、目標や計画の実行、修正に対していかに発揮してきたかの評価です。
これは「能力考課」と呼ばれる評価基準です。
具体的な例をいくつか挙げてみます。

  • 業務を遂行する上での問題点などを想定し、組織全体の作業効率を向上するような目標を作ることが出来る能力があるのか。。
  • 実際に業務を行っていく上で、自分自身のことだけでなく周りにも目を配り、後輩など自分よりも経験や能力で劣る人を引っ張り、育てる能力があるのか。。
  • 業務遂行途中に起こり得る問題や例外に対し、必要な人と協議し主体的に解決し、かつ組織の改善についても提案をする能力があるのか。

このようなことが能力考課の評価基準と言えます。
また、能力考課には業務遂行中にどのような能力を身に付けたのかということも考慮されます。

2つ目は、業績や課題の成果や達成度に対する評価です。
これは「業績考課」と呼ばれます。
これについてもいくつか例を挙げてみます。

  • 担当する責任や役職に相当する数値目標達成度はどのくらいか。(業績目標達成度)
  • 担当する責任や役職に相当する仕事の課題をどの程度解決できているのか。(課題目標達成度)
  • 担当する責任や役職に相当する日常業務遂行、人材育成、組織への貢献はどの程度なされているのか。(日常業務成果)

これらが業績考課の評価基準と言えます。
業績考課は姿勢ではなく、結果について評価をされる基準です。

3つ目は、事業への積極性や協調性、責任感、規律の順守という仕事に対する態度への評価です。
これは「情意考課」と呼ばれます。
情意考課についてもいくつか例を挙げてみます。

  • 就業規則など、会社が決めているルールを順守しているか。
  • 未経験の仕事でも積極的に関わり、業務の遂行や自分自身の成長に向けて努力をしているか。
  • 組織の中で上司、同僚、後輩などと連携し業務を遂行していく協調性や協力性はあるのか。

これらが情意考課の評価基準です。
情意考課は仕事への姿勢やルールを守れているのかと言った道徳的な部分について評価をされる基準となります。

■態度への評価

能力や成果への評価と比べて、態度への評価は、業績にすぐに直結するものではありません。
ですが、会社が集団によって成り立つ以上、周囲への影響の良し悪しも重要な評価対象であるべきです。
態度は場面や体調等によって変化が起きやすいので、特定の場面だけで評価することがないようにしましょう。

態度への評価で特に考慮しなければならないのが「協調性」「積極性」になります。

まず協調性です。
協調性は自分の業務を行った上で、上司や同僚や部下、他部署との関係を円滑にする姿勢をきちんと取れているのかといった所をチェックします。

会社は大きな一つの組織です。
一人一人の個人が集まって集団になり、その集団がいくつも集まることで組織となります。
組織を作ることで一人の力では不可能なことも成し遂げていくのです。
どんなに個人での業績が良い従業員でも、全く周りと協力せずにスタンドプレーをしていれば会社という組織にとってはマイナスになります。
組織の中では各々が得意な部分や苦手な部分があります。
また、様々な仕事に於ける経験値も違います。
そういったことを持ちより、支えあっていくことで、組織がより強固なものになり、それが業績向上や人材育成にも繋がります。

  • いかに周りのことにも気を配り、個人でなく組織を考えているのか。
  • 自分自身が足りない部分を周りの人にフォローしてもらう行動が取れているのか。
  • 今現在仕事が出来ない人を組織として育てていく行動が取れているのか。

協調性の評価についてはこれらのことをしっかりと判断する必要があります。

次に積極性です。
積極性の評価では実現度をあわせて評価する必要があります。
そうすることにより行動的に見えて実際は全く仕事が出来ていない場合の評価も誤ることがありません。

どんなに仕事が出来る人でも、今まで経験をしたことのない仕事に出会うことは必ずあります。
そんな時に「誰かしてくれるだろう」と一歩引いては、その後もその仕事については逃げることになり、自分自身の成長は望めません。
ここで実現度を考えると、「ただしてみる」だけでなく「初めてのことでも実現するためのシミュレーションをしてから行動する」ということが必要になります。

また、人との関わり方の積極性も大切です。
積極的に人と関わることで、自分の成長、組織の成長、人材育成にも繋がります。

  • 初めての仕事にも自ら積極的にかつ、実現可能な想定をして関わる。
  • 周りの人と積極的に関わり、自分の得意なものは伝え、苦手な部分は人の技術を吸収する。

積極性を評価する際には上記のようなことに気を付けなければなりません。


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FintechPost 編集部
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