You are here
Home > 管理本部 > 経理部 > まさかの給与計算に間違い(ミス)があった時の対処法

まさかの給与計算に間違い(ミス)があった時の対処法

Pocket
LINEで送る

給与計算の方法は以前説明しましたが、今回は給与計算における間違いやすい項目はどんなことなのか、また、間違えた場合はどうすれば良いのかを説明します。

■給与計算時に間違いやすい項目は?

では給与計算時に間違いやすい項目はどのようなものがあるのでしょう。
いくつかご紹介します。

●残業時間の算出

残業時間を算出する際、細かい時間の計算が大変になるため、15分や30分単位での切り捨てを行っていませんか?
この切り捨てが間違いやすいポイントになります。
残業時間の計算に関しては、月の合計での端数の切り捨ては事務処理効率化のために認められています。

しかし、日ごとの残業時間に関しは1分単位での計算をしなくてはならず、切り捨ては認められていません。
あくまでも1分単位で計算をし、合計数のみ端数処理が可能になるのです。

●社会保険や税金を天引きする際に他の人と間違える

従業員が多くなればなるほど、経理にとって給与計算は大変な作業になります。
その時に発生しやすい間違いの中に、本来天引きするべき人とは別の人から天引きしてしまうということがあります。
天引きをする額は総支給額が基になりますので、天引きをする人を間違えると手取り額に過不足が発生することになります。

また、このような間違いが発生した場合、なかなか発覚しないことも多く、最悪の場合、追徴課税の発生など従業員や税務署など様々な所に迷惑をかける場合があります。
そのため、慎重すぎるくらいの確認が必要な業務になるのです。

■間違いに気付いた場合の対処方法

給与計算は間違いがあってはならない業務です。
しかし、人間がすることですから間違いを0にするというのは難しいことでもあります。
では間違いに気付いた時にはどのように対処をすれば良いのでしょう。
以下のような3段階で対処をすることが望ましいでしょう。

1.本人へ通達する
まず間違っていた対象の方へしっかりとした説明と謝罪をします。
お金に関することですので、曖昧な表現は避け「何が違ったのか」「過不足のどちらなのか」「今後の流れ」などをきちんと説明します。

2. 大至急、修正する
本人に伝えた上で、大至急、修正し正確な金額を算出します。
ただ、修正を焦りすぎてまた間違えてしまうと、信頼を無くすだけでなく更に大きな問題にもなります。
急ぎながらも確実な修正が必要になります。

3.修正した明細を渡して説明する
修正をした明細を対象の方へ渡し、しっかりとした説明を行います。
この時、過不足分の対処方法の説明と、再度の謝罪を行いましょう。
万が一間違いがあった場合は上記のように誠実な対応を心掛けましょう。
この時絶対にしてはいけないNGな行動は以下のことです。

  1. 隠蔽をしようとする
  2. 同じ社内だからと簡単に考えて対象者に接する

隠蔽は問題外です。
隠蔽をしてもいつかは分かることです。

また、同じ社内の人でも誠実で真摯な対応は必須です。
どんなに仲が良くてもお金に関する不信感は人間関係を壊してしまいます。

この2つの行動は絶対にしてはいけないものになります。

■給与を誤送金してしまった場合は?

では給与を誤送金してしまった場合はどうすれば良いのでしょう?

1.不足分が発生する場合
給与を本来よりも少なく誤送金してしまった場合、気を付けなければいけないのは「翌月清算は基本的には駄目」ということです。
賃金支払いの原則の中に、賃金は全額を支払うという全額払いの原則があります。
翌月に清算をしてしまうと当月分を全額支払っていないことになり、この原則に違反をすることになります。
当月中に現金もしくは振り込みで清算を行いましょう。

2.過払いが発生する場合
過払いが発生した場合は、対象の人と協議をした上で、「当月中に現金や振り込みで清算する」か「来月分の給料から清算する」という選択をすることになります。

ただ、人の心理として、多くもらっていても払うということには抵抗を感じる場合があります。
間違ったのは会社側になりますので、しっかりとした説明と謝罪は必要不可欠です。

最初にも述べましたが、給与計算は経理にとって重要な仕事の一つです。
従業員の生活に直結するお金に関することなので、きちんとした計算や確認をして間違えないようにする必要があります。

しかし、人がする以上間違いもあります。
その時には誠意を持ってしっかりと対応し、自分の間違いを認め謝罪をすることが従業員の信用を無くさずに、業務を円滑に行うために必要となるのです。


『あなたの給与はこうして計算されている』はコチラから⇒

Pocket
LINEで送る

FintechPost 編集部
FintechPost 編集部
独断と偏見による楽しく役に立つ情報をお届け!

One thought on “まさかの給与計算に間違い(ミス)があった時の対処法

  1. つい最近、長年勤める会社で
    私の給料が間違って少なく支払われていたとだけ言われ、
    突然基本給がハネ上がり驚きました。
    職場でもそれなりのポストなのに
    新人並みの給料で○十年、借金や家族崩壊もしなくて良かったんだなぁ~と思うと
    取り戻せない人生に、うな垂れるのみです。
    経理職も大変とは思いますが
    社員と、その家族の人生にも影響しますので
    是非がんばって欲しいです。

コメントを残す

13:00-6:00